Aichi Brilliant Orchestra(通称ABオケ)について
2020年12月、愛知県内において感染対策を徹底しながら、コロナ禍の中でも安全かつ真摯に演奏活動・合奏練習を継続できるオーケストラ団体を目指して、海老原光氏を指揮・指導者にお迎えし新しいオーケストラを結成しました。
この団結成の由来と海老原光氏に敬意と感謝の意を込めて、このオーケストラを「Aichi Brilliant Orchestra:通称AB オケ(エービーオケ)」と名付けました。ABオケは、愛知県・東海地方はもとより関東・関西方面からも趣旨に賛同したアマチュア・オーケストラ奏者らが集まり、2021年初旬より活動を開始しました。
ABオケの最初の活動はラフマニノフ作曲の「交響曲第2番」を試演会という形で無観客にて演奏しました。
そして、その翌年2022年1月には第1回定期演奏会を開催しチャイコフスキーの「マンフレッド交響曲」をハルモニウム付きで演奏しました。
第2回定期演奏会(2023年1月)には、チェロ奏者の山田真吾氏をお迎えして、プロコフィエフの「チェロと管弦楽のための交響的協奏曲」とグラズノフの「交響曲第4番」という比較的演奏機会の少ない曲を取り上げました。
第4回定期演奏会(2024年1月)には、サクソフォン奏者の長瀬正典氏をお迎えしグラズノフの「サクソフォン協奏曲」を演奏。また長瀬氏にはラフマニノフの「交響的舞曲」でもサクソフォンを担当して頂きました。
その演奏会で取り上げたバラキレフ「交響詩”ボヘミアにて”」も演奏機会の少ない作品で、我々が調べた限りでは国内で2回目の演奏となりました。
そして先日行われた第4回定期演奏会(2025年1月)には、カリンニコフの交響曲第1番と、第2回でソリストを務めていただいたチェロ奏者の山田真吾氏をお迎えしミャスコフスキーのチェロ協奏曲を演奏いたしました。
その時に最初に演奏したアレンスキーの「エジプトの夜」組曲は、当団が調べた限りでは日本初演となりました。
このように今後も年に一度の演奏会を通じて歴史に埋もれたロシア音楽を海老原光氏とともに発掘していく予定です。今後ともABオケをよろしくお願いいたします。